コミュニケーションにおける3つの大前提

会話の途中、”あー、確かに”とか言いがち。

こんにちは、くコ:彡 (いか) です。

さて、今回は至極分かりやすい内容ですので、無駄な前置きはせず早速本題に入ります。

我々大人しい人が必ずと言っても良いほど抱えている問題。それはズバリ、”他者とのコミュニケーション”でしょう。

・どう会話をすればいいかが分からない

・人と話すとき、異常に緊張してしまう

・そもそも人間関係に意味があると思えない

悩みのタイプは違えど、どれも他者とのコミュニケーションを図るうえで大きな問題になります。今回はそれら悩みの中でも、一番上の”どう会話をすればいいかが分からない”について、詳しく解説をしていきたいと思います。超初歩的な内容ですが、意外とできていない人が多いので是非読んでみてください!

他の悩みに対する解決策は、他の記事で解説予定ですのでそちらもご覧いただけると幸いです。

このサイトは世間的に”大人しい人”と称される人々に対して、生粋の”大人しい人”である管理人が大人しい人の処世術と題し、”大人しい人”がもっと快適に、もっと楽に生きていくための方法を提案するサイトです。これからも様々な視点から”大人しい人”について、解説していきますのでよろしくお願いいたします。

・人と会話をするときの大前提

人と会話をする上での大前提は以下の3つです。この大前提は必ず押さえておきましょう。

・上手く喋ろうとしなくていい

・人は基本的に自分が話したい生き物

・意見や否定は絶対にするな

それぞれについて、詳しく解説していきます。

・上手く喋ろうとしなくていい

話し方、雑談の仕方などといった言葉で検索をかけると、相手と同じリズムで話す、オウム返し、心理誘導等、様々なテクニックがヒットするかと思います。これらは心理学的根拠に基づいていたり、効果がありものも確かに多いでしょう。ですがそもそも口下手な人は、喋っているときにそんなことを考える余裕はありません。

会話内容は相手によって千差万別で、会話を続けるためには状況に適した返答を行う必要があります。そんなただでさえ考えることの多い会話の中で、相手によって変えなければならないテクニックは無力です。そんなテクニックは会話の最中、頭の中から綺麗さっぱり忘れられ、会話が終わった後に思い出して上手くできなかったと後悔するのが関の山です。

喋り上手になる必要はありません。上手く会話を回そう、場を盛り上げよう、自分がリードしよう。そんなことを考える必要もありません。初めは無理をせず、まずは普通の会話を、普通の人と普通にできる状態を目指しましょう。

・人は基本的に自分が話したい生き物

元来人間には、承認欲求という欲があります。自分の考え方を認めてもらいたい、ストレスを吐き出したい等、無意識であっても様々な思いを抱えて会話に臨みます。つまり会話を進めるうえで、私たちが自分から進んで喋る必要はないわけです。

聞き上手、という言葉がありますが、口下手な人が目指すべき地点はここです。

しかし相手は人形と話をしたいわけではないので、話を黙って聞いているだけでは聞き上手にはなれません。そのためには、相手の話を引き出す”質問”をする必要があります。

この良い質問とは、”相手に話したいことを喋らせる質問”です。つまり、相手が話したいことを推測し、自らの質問によってその話題引き出すことが理想です。

そんなの抽象的すぎる!、それこそ人によって千差万別じゃないか!

そんな皆さんの意見も分かります。ですがこれはテクニックでも何でもない、本質的な”良い質問”の定義です。”良い質問”を初めから徹底することは難しいと思います。私自身も”良い質問”をしようと心掛けてはいますが、できていないときの方が多いです。

まずは自分の気になったことを聞いてみる、くらいで良いです。相手の話を遮らず、話が一段落したら質問を投げかけてみる。その間、小さくてもいいのでリアクションを取ることも忘れないようにしましょう。

相手に気持ちよく喋ってもらう。このことを念頭に置いて、会話に臨みましょう。

・意見や否定は絶対にするな

正直、今回の記事で最も伝えたい内容はこれです。討論の場でもない限り、人の意見に反論はしてはいけません。

前述したように、人間には承認欲求があります。つまり、相手の意見や行動に対してアドバイスをしたり、ましてや反論する行為は、その欲求と真っ向から対立する行為になるわけです。楽しんだり、自己欲求を満たすために会話をするのに、その会話で意見を否定されたら心外もいいところです。

自分は理系だから論理的な話をしたいんだ、なんて言い訳は通用しません。というか、ただの雑談に論理性は求められていません。その素晴らしい論理性は是非とも、会議や討論の場で発揮してください。

例えば普段無口な人が、自分の意見に反論するときだけ、会話に入ってきたらどう思いますか?

もしそれが正論だったり、的を得たアドバイスだったとしても、お前何なの?となりませんか?

それでも相手の意見が正しければ、一瞬たりとも機嫌を損なうことはない。そう言い切れる貴方は、生粋の論理派人間なのでしょう。ですが、大多数の人間は違います。人間は理論ではなく、感情で動く生き物です。自分が望んでもいないアドバイスや意見は、例えそれが正しくても少しは苛ついてしまうものです。

また、口下手な人の良くある特徴として、”でも…”や、”いや…”等の言葉が口癖になっている、というものがあります。あとに否定的な内容が続かなかったとしても、相手には否定されたという印象を与え、気分を害する可能性があるのでやめた方が良いでしょう。

皆さんの気持ちも分かります。口下手な人は相手の話に円滑に応答することが難しいので、自身の意見をまとめる時間を稼ぐために、喋り出す前の間投詞を用意してしまう傾向があります。その候補が、”でも…”や、”いや…”になってしまうわけですね。時間稼ぎが悪いと言っているのではありません。ですがこれ以降、その間投詞は”あー”や”なるほどね”等、肯定でも否定でもない言葉を使った方が良いでしょう。

かくいう私も以前は”いや…”が口癖でしたが、言わないよう意識することで改善することが出来ました。是非、意識してみてください。

結論にはなりますが、3つの大原則を通じて皆さんに伝えたいことは、”自分が気持ちよくなるために喋るのではなく、相手のことを考えて会話をしよう”という事です。人はみな、自分の話を聞いてもらうために会話をします。それを常に意識し、人と会話をするようにしましょう。

世界には喋ることが好きかつ得意で、自分がしゃべることで周りを盛り上げて楽しませるような人もいます。そのカリスマ性ともいうべき能力は羨ましい限りですが、この記事を読んでいる方々はそちらのようなタイプではないでしょう。人間には向き不向きがありますし、是非、自分も相手も楽な方法で会話を進めることをおススメします。

最後にはなりますが、この記事を通して皆さんが友達、同僚、上司などと楽しく会話をするための一助となっていたら嬉しいです。

ではまた、別の記事でお会いしましょう。

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